清流の岐阜の鮎
鮎について
香魚(独特の香気をもつことに由来)、年魚(一年で一生を終えることに由来)などと表記され、
時期は5月(稚魚)6月(若鮎)7月~8月中頃(成魚)8月中頃~10月(子持ち鮎)となる
分類
原棘鰭上目キュウリウオ目アユ科アユ属
アユの成魚は川で生活し、川で産卵するが、生活史の3分の1程度を占める仔稚魚期には海で生活する。このような回遊は「両側回遊」(りょうそくかいゆう)と呼ばれる。ただし、河口域の環境によっては、河口域にも仔稚魚の成育場が形成される場合もある。
産卵
親のアユは遡上した河川を流下し河川の下流域に降り産卵を行う。最高水温が20℃を下回る頃に始まり、最高水温が16℃を下回る頃に終了する。
孵化
水温15℃から20℃で2週間ほどすると孵化する。
仔稚魚期
仔魚は数日のうちに海あるいは河口域に流下し春の遡上に備える。海水耐性を備えているが、海水の塩分濃度の低い場所を選ぶため、河口から4kmを越えない範囲を回遊する。
遡上・成魚
稚魚は翌年4月-5月頃に5-10cm程度になり、川を遡上するが、この頃から体に色がつき、さらに歯の形が岩の上の藻類を食べるのに適した櫛(くし)のような形に変化する。
川の上流から中流域にたどり着いた幼魚は水生昆虫なども食べるが、石に付着する藍藻類および珪藻類を主食とするようになる。
鮎料理
ヤナ
初夏から楽しめる岐阜の清流ではあちらこちらの川でヤナを楽しめます
ヤナとは、梁漁(やなりょう)を売り物にした食事処である。
梁に入って鮎を捕まえて楽しむことが出来たり、食事ができる。料理は主に鮎料理。
基本的には河川にやなを設置し行われるが、生簀や人工川を設けて行う施設もある。
鮎釣り
鮎釣りは「ポイント(場所)」と言われるように鮎の生息場所を知ることで釣果が左右されます。
ポイントについてはオトリを売っている店に聞いてみるのが一番の近道。
川によって解禁時期が異なるので事前に調べてから鮎釣りを楽しもう