岐阜提灯
岐阜提灯は、岐阜県岐阜市特産の提灯。岐阜の伝統工芸の一つです。
特徴
- 細骨に美濃和紙等の薄紙を張り、通常は長卵形の吊提灯です。薄紙には美しい模様が施されています。
- 手作業が多く、技術として「張り」(細骨に薄紙を張る)、「擦り込み」(薄紙に模様を版画の要領で摺る)、「盛り上げ」(提灯の木地の部分に白胡粉で盛り上った模様を施す)があります。
- 盆灯籠にも使うため盆提灯とも云われています。
歴史
- 岐阜提灯が作られ始めた時期には諸説あり、慶長年間(1596年 – 1615年)と慶安3年(1650年)の説があります。当初は尾張藩への献上品でした。
- 宝暦年間(1751年 – 1763年):現在の形態の岐阜提灯が登場しました。
- 文政年間(1818年 – 1829年):彩色を施した提灯が登場しました。
- 1995年(平成7年)4月5日:通商産業省(現経済産業省)伝統的工芸品に認定されました。
- 2006年(平成18年)10月:地域団体商標に登録されました。