阿木川ダム

阿木川ダムによって形成された人造湖は阿木川湖と呼ばれている。ダム右岸には資料館・レストラン・公園等の周辺整備がなされ恵那市民の憩いの場となっている。 また、水質保全のための湖上の大噴水や夏の花火大会も目を楽しませる。湛水前には湖底でコンサートも開かれた。 2005年(平成17年)には恵那市の推薦によって大井ダム(木曽川)と共に財団法人ダム水源地環境整備センターの選定するダム湖百選に選ばれている。 付近には恵那峡の他、女城主で有名な岩村城や日本大正村、美濃焼・織部焼の窯元が集中する土岐・瑞浪があり、馬籠宿・妻籠宿・博物館明治村・犬山城も比較的近距離にある。 東濃地域の観光地として訪れる人も多い。

「空心菜」水耕栽培

7月からダム湖で水耕栽培している空心菜の刈取作業。この取り組みは、地域の水質保全意識の向上を図るとともに、水源地域の活性化に寄与している活動として、恵那農業高校が本年8月に「令和元年水資源功績者表彰」を受賞

ダムができるまで

阿木川ダムは、昭和44年4月から建設省(現、国土交通省)が調査(実施計画調査)を開始して、昭和51年10月に水公団(現、独立行政法人水資源機構)が事業を継承し、約13年の歳月と1,078億円をかけて建設され、平成3年3月に完成し、平成3年4月から管理を実施しています。

ダムの目的

阿木川ダムは、100年に1回の確率で起こる大洪水を想定し、1秒間に850m3もの水がダムに流れ込んでも、730m3を一時的にダムへ貯めることにより、下流の被害を減らすように計画されています。このために洪水期の6月1日から10月15日の間はダムの貯水位を満水位より11.5m下げて、洪水調節のために必要な容量1,600万m3を確保しています。

基本情報
会社名/施設名 阿木川ダム
住所 〒509-7202 岐阜県恵那市 岐阜県恵那市東野字花無山
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